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大腸がんは早期発見・早期治療が大切です。大腸がんの原因、症状、検査、治療を知っておきましょう!



大腸がんの検査の流れ


 大腸の病気にはさまざまなものがあり、自分で大腸がんだと判断する事はできません。大腸の病気が疑われて病院を受診するには、実際に腹痛や下痢などの症状があって受診する場合と、集団検診などで癌が疑われると診断され受診する場合があります。腹痛や下痢などの自覚症状があったとしても、それが大腸の病気によるものなのか、精神的な原因によるものなのかで、受診する診療科も異なります。

 基本的には、胃腸科、または消化器科を受診しますが、精神的な原因による過敏性腸症候群では心療内科を受診することになります。自分で判断ができない場合は、総合診療科のある病院を受診する事をお薦めします。総合診療科とは、まずその人の心身の状態を診察し、受診すべき科を判断してくれる科です。

 また、集団検診等で大腸がんの疑いを指摘された場合は、精密検査を受ける必要があります。この場合はなるべく大腸がんを多く手がけている専門医のいる病院で診察を受けるようにします。

 病院で診察を受ける場合、まずは患者の状態をおおまかに把握するために問診から始まります。問診で聞かれるのは以下のような項目です。

どのような症状があるのか(下痢、便秘、腹痛、血便、吐き気、発熱など)
いつ頃から症状が現れたのか
これまでの病歴
家族に大腸の病気やがんにかかった人はいないか
現在治療中の病気や服用中の薬など

 医師の前に出ると緊張して質問できなかったり、質問する事を忘れてしまったりする方も多くいます。気になる事や聞きたいことがある場合は、あらかじめメモしておくとよいでしょう。

 また、大腸の病気の場合、肛門から指を入れて直腸を調べる直腸指診や、肛門から内視鏡を入れて調べる検査などがあります。このような検査を受けた事がない方は、恥ずかしがったり、ためらったりして受診を先延ばしにする場合があります。しかし、このような検査は早期発見のために非常に重要な検査です。自分の体のためにも、早めに受診するようにしましょう。